寄付するならどこがいい?選び方のコツも合わせて解説!

寄付するならどこがいい?選び方のコツも合わせて解説!

寄付をしたいと思っても、寄付できる団体は非常に多く、どこにすればいいか迷ってしまいますよね。そこで本記事では、寄付先に迷った時に使える選び方について詳しく解説します。

寄付は、社会貢献や節税など多くのメリットがあります。しかし、いざ寄付をしようと思っても、どこに寄付するべきなのか迷ってしまう人もいるでしょう。

よく考えずに寄付してしまうと、本来の目的から逸れてしまうかもしれません。

そこで本記事では、寄付先に迷った時の選び方について詳しく解説します。また、寄付するメリットや寄付する方法などについても説明するので、ぜひ参考にしてください。

寄付先はどこがいいか迷った時の選び方

寄付先はどこがいいか迷った時は、以下の選び方がおすすめです。

  • 自治体や認定NPO法人など信頼のおける団体か
  • 寄付したら節税につながる団体か
  • 自分が特に問題だと思う社会課題に取り組んでいるか
  • 活動実績が豊富で明瞭な団体か

上記の中から、自分にとって最も大事だと思う選び方をしましょう。

自治体や認定NPO法人など信頼のおける団体か

寄付先が、自治体や認定NPO法人など信頼のおける団体かどうかをチェックするとよいでしょう。

例えば、認定NPO法人は通常のNPO法人とは違って、一定の基準を満たした運営体制が必要です。その分、公益性が高く、信頼できる団体だといえます。

認定NPO法人について詳しく知りたい人は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。

せっかく寄付するなら、最低限信用できる団体にするとよいでしょう。

寄付したら節税につながる団体か

税金を安くしたければ、寄付金控除を受けられる団体を選びましょう。

寄付金控除とは、対象の団体への寄付金額から2,000円を引いた分を所得控除できる制度です。

分かりやすくいうと、税金の計算対象となる所得を減らせるため、その分税金も減るという仕組みになっています。

例えば、国や地方公共団体、認定NPO法人などへの寄付は、寄付金控除の対象となるため節税になるのです。

ただし、通常のNPO法人や募金箱への寄付などは対象となりません。

また、個人だけでなく、法人が寄付した場合も、寄付金額分を損金算入できるため節税メリットがあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

節税につながる団体を寄付先に選べば、社会貢献しつつ、税金を安く抑えられてお得です。

自分が特に問題だと思う社会課題に取り組んでいるか

自分が特に問題だと感じている社会課題に取り組んでいるかを意識すると、次第に寄付先が絞れてきます。

団体によって、解決しようとしている社会課題は大きく異なります。

自分が重視しているテーマに取り組んでいる団体へ寄付すれば、自分も解決の一助に成れていると感じられるはずです。

各団体がどのような活動をしているかは、ホームページや活動報告書などを見れば詳しく把握できます。

自分が手助けしたいぴったりの活動を実施している団体を探してみましょう。

活動実績が豊富で明瞭な団体か

活動実績が豊富かつ明瞭な団体を選べば、自分の寄付がどう役立っているのか分かりやすいです。

そのような団体を選ぶには、ホームページやSNSなどで活動実績を定期的に報告しているか確認するとよいでしょう。

また、団体の沿革を見れば、どのくらい歴史がある団体か分かります。

自分の寄付がどう社会に役立っているかしっかり把握したければ、活動実績が豊富で分かりやすい団体を選ぶのがおすすめです。

実際に寄付する方法

寄付先が決まったら、実際に寄付をしましょう。個人が寄付する方法を種類ごとにまとめると、下記の通りです。

寄付できるもの寄付方法
金銭・クラウドファンディング
・インターネット募金
・国際協力団体の会員になる
物品1.寄付する物品を用意する
2.用意した物品を寄付できる寄付先を探す
人手(ボランティア)下記のいずれかからボランティアに参加する
・エージェント
・国内のNPO
・現地で活動しているNGO

ぜひご自身で興味のあるものや寄付が可能なものを、試しに寄付してみてください。

日本はまだまだ寄付が普及していない

実は世界に比べると、日本の寄付金額はまだまだ少ないです。実際にアメリカとイギリスと比較すると、その事実がよく分かります。

国名日本アメリカイギリス
寄付金額(2020年時点)約1.2兆円約34.6兆円約1.5兆円

参照:寄付白書2021

2020年時点の日本の寄付金額は、アメリカと比べると約30分の1しかありません。

これには宗教上の理由や寄付を後押しする公的な制度の不足などが挙げられます。

日本の寄付の現状について詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事を参考にしてください。

寄付で助かる人は大勢います。余裕があれば、寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

寄付するメリット

日本での寄付には、次のようなメリットがあります。

  • 所得税と住民税の節税対策になる
  • 好きな自治体や団体を応援できる
  • 良いことをしたという満足感が得られる
  • ふるさと納税すれば節税しつつ特産品がもらえる

とはいえ、寄付にはメリットもデメリットもあるのです。詳しく知りたい方は、下記の記事をぜひ参考にしてください。

寄付には社会貢献だけでなく、節税のような実益になるメリットもあるのです。

寄付はメリットが多い!選び方のコツを参考に試しにやってみよう

寄付先に迷ったら、下記の選び方を意識すると、自分に合った団体が見つかります。

  • 認定NPO法人か
  • 寄付したら節税につながる団体か
  • 自分が問題だと思う社会課題に取り組んでいるか
  • 活動実績が豊富で明瞭な団体か
  • 活動期間が長いか

寄付にはメリットが多くあるので、ぜひこれを機に検討してみてはいかがでしょうか。