ゴミ拾いボランティアの活動内容は?一人で参加できる?参加方法などを解説!

ゴミ拾いボランティアの活動内容は?一人で参加できる?参加方法などを解説!

ゴミ拾いボランティアへの参加を検討していても、活動内容や注意点などがどのようなものかお困りではないでしょうか。本記事ではゴミ拾いボランティアの活動内容や参加方法などをわかりやすく解説します。ゴミ拾いボランティアの参加を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

ゴミ拾いのボランティアに興味があるけれども、どのような活動をしているのか疑問に思っていないでしょうか。

本記事では、ゴミ拾いボランティアの活動内容やメリット・デメリット、参加方法などをわかりやすく解説します。

ゴミ拾いボランティアへの参加を検討している方はぜひ参考にしてください。

ゴミ拾いボランティアとは

ゴミ拾いボランティアとは、場所を問わず無償でゴミを拾うボランティア活動のことです。

近年、ゴミ問題は日本に限らず世界中で地球環境を破壊する問題の1つであり、解決に向けての活動が盛んに行われています。

そのためゴミ拾いボランティアも大きな社会貢献活動の1つです。

そんなゴミ拾いボランティアの活動には、大きく3つの目的があります。

  • 地域のゴミを減らす
  • ゴミが他の場所へ流出しないようにする
  • ゴミが捨てられにくい環境を作る

ゴミ拾いボランティアは、1人でも他の団体に参加して活動することは可能です。

積極的に参加してくれる人はなかなかいないので、団体側は大いに歓迎してくれるでしょう。

また、団体に参加しなくても、個人でゴミ拾いをすることも可能です。

ゴミ拾いボランティアの活動場所

ゴミ拾いボランティアの活動場所の代表例は、以下の4ヵ所です。

  • 海岸
  • 河川
  • 町中や公園
  • 花火大会などのイベント場所

それぞれの特徴があるので、詳しく説明します。

海岸

海岸のゴミ拾いボランティアは、ビーチ清掃がメインです。

ビーチに落ちているゴミを拾うことで、ゴミが海に流れ出るのを防ぎます。

また、海の生態系を守る目的もあります。

実際に海岸のゴミ拾いボランティアに参加すると、いかに多くのゴミが捨てられているか知って驚く方が多いです。

海が身近にある方にとっては参加しやすいので、ぜひ検討してみてください。

河川

河川のゴミ拾いは、河原や土手で行います。

実は海洋に漂うゴミのうち、約8割が陸由来といわれているのです。

そのため、河川をきれいにすると、結果的に海をきれいにすることにもつながります。

実際に河原や土手で作業するため、身近にそれがあったら参加しやすいでしょう。

町中

ゴミ拾いのボランティアは、町中や公園など身近な場所でも募集されています。

すぐ近くで開催されるので、誰でも参加しやすいのが特徴です。

さらに、ゴミを拾っていると、町の人たちの目につき、「せっかくゴミを拾ってもらってるのだから自分は捨てないようにしよう」という意識を持たせることができます。

結果、町全体でゴミが捨てられにくい環境づくりができるのです。

また、団体によっては、拾ったゴミの種類と量に応じてポイントを獲得できる仕組みを導入しているところもあります。

家族や友人と一緒に楽しみながら活動できるのも、町中でのボランティアの特徴です。

花火大会などのイベント

花火大会やなどのイベント後のゴミを片付ける目的で、ゴミ拾いのボランティア募集があります。

イベントの翌日に活動することが多く、地元の方々が中心となってゴミ拾いをします。

地域を代表する大きなイベントを支えるためにも、ゴミ拾いボランティアは重宝されますので、自治体のサイトなどから情報を集めて参加を検討してみるとよいでしょう。

ゴミ拾いボランティアをするメリット

ボランティア参加メリットは、主に以下のとおりです。

  • 仲間ができる
  • 参加者や通りがかりの方からの感謝
  • 周辺地域にゴミ拾いの意識を広げられる
  • 自分の生活を見つめ直せる

対象地域がきれいになるだけではなく、仲間が増えたり、自分の生活の見直しができたりというさまざまなメリットがあります。

仲間ができる

ゴミ拾いボランティアをするメリットの1つに、仲間ができやすい点があります。

ゴミを拾うという共通の目的を持って幅広い世代が集まるため、いろいろな方と交流が可能です。

世代を超えた交流が生まれ、価値観の違いに気づいたり、視野が広がったりする可能性があります。

参加者や通りがかりの方から感謝される

ボランティアでゴミ拾いに参加すると、しばしば参加者や通りがかりの人から感謝されます。

その場で直接感謝される体験が少ない方にとっては、非常に嬉しく感じる瞬間になるでしょう。

また、ゴミを拾うモチベーションにもつながります。

周辺地域にゴミ拾いの意識を広げられる

ゴミ拾いボランティアに参加していると、周辺地域にゴミ拾いの意識を広げられるメリットがあります。

精一杯ゴミを拾っている姿を見た町中の人は、負担をかけないように自分はゴミを捨てないようにしようと感じる可能性が高いためです。

すると周辺地域がどんどんきれいになり、ゴミ拾いの意識を広げていけます。

自分の生活を見つめ直すことにつながる

ゴミ拾いボランティアをすると、捨てられたゴミをみて自分の生活を見つめ直すきっかけになります。

例えば、ペットボトルやビニール袋を拾うと、自分はマイボトルやマイバッグを使い、環境負荷を軽減しようと考えるかもしれません。

また、ゴミを適切に捨てようという意識が生まれて、ゴミの分別や適切な処分に関心が生まれる可能性があります。

ゴミ拾いボランティアのデメリットは天候に左右されがちなこと

ゴミ拾いボランティアのデメリットは、天候に左右されがちなことです。

屋外でゴミを拾うことが前提であることが多く、雨天では開催が見送られる可能性があります。

このため、活動に参加する場合は、事前に開催要項や中止の基準を確認しましょう。

また、当日に天候が崩れそうな予報があれば、開催されるか否かの連絡があるかチェックしておきましょう。

特に夏場は熱中症の危険性もあるため、天候だけではなく気温もみて対策しておくと安心です。

ゴミ拾いボランティアに参加する方法

ゴミ拾いボランティアに参加する方法はいくつかありますが、今回は団体が募集するゴミ拾い活動を例に説明します。

  1. ボランティアの情報収集
  2. 団体に参加申し込み
  3. 実際に活動する

参加の流れを知っていれば、行動しやすくなるため、順に解説します。

ボランティアの情報を集める

ゴミ拾いボランティアに参加するには、ボランティアの情報を集めることから始めます。

ボランティアの情報を探す方法は、主に以下の3つがあります。

  • 「(自治体名) ゴミ拾い」でインターネット検索
  • ポスターやチラシを参考にする
  • NPO法人の一覧から探す

ポスターやチラシはボランティアの主体となる団体の施設や公共機関でチェックできます。

また、ゴミ拾い活動を行っているNPO法人を探すには、内閣府「NPO法人ポータルサイト」でのキーワード検索が可能です。

団体に参加申し込み

参加するゴミ拾い活動が決まったら、指定された方法で団体に連絡を取ります。

この時に確認することはおおよそ以下の5点です。

  • 参加日時や条件の再確認
  • 集合場所
  • 持ち物
  • 保険の加入
  • 中止時の連絡方法

これらの内容は募集要項に書かれていることが多いですが、念のため団体に確認をとると、当日慌てずに参加できます。

実際に活動する

ゴミ拾いボランティアに参加が決まり、当日を迎えたら実際にゴミを拾います。

この時に、屋外で動きやすい服装や両手が自由に使えるカバンを身につけると活動しやすいです。

トングや軍手、ゴミ袋は団体が用意してくれることがほとんどなので安心してください。

なお、その他に必要なものがないか、団体から案内がないか確認しましょう。

活動時は、体調や水分補給に気をつけながら活動してください。

ゴミ拾いボランティア参加の注意点

ゴミ拾いボランティアに参加するには、以下の2つの注意点があります。

  • 必ず軍手やトングを使う
  • 周囲の安全に気を付ける

上記を事前に知っていると参加時に気をつけられるため、それぞれ解説します。

必ず軍手やトングを使って拾う

ゴミを拾う際は、必ず軍手やトングを使いましょう。

落ちているゴミの中には、ガラス片など鋭利なものがあったり、液体がついていたりしていることがあり、直接触ると危険な場合があります。

なお、軍手やトングは団体が貸し出してくれることが多いです。

それらをしっかりと使って、活動を行いましょう。

周囲の安全に気を付ける

ゴミ拾いをする際は、周囲の安全に気を付けることが大切です。

夢中になりすぎて、以下のような危険な状況になる可能性があります。

  • 町中や道路沿いのゴミ拾い中に自転車や車の接触による交通事故に遭う
  • 河川のゴミ拾い中に水難事故に遭う
  • 海岸のゴミ拾いでクラゲなどの有毒生物に触ってしまう

団体のゴミ拾い活動に参加すると、活動前に注意点の共有があります。

その内容をしっかり守って、安全にゴミ拾いをしましょう。

ゴミ拾いボランティアは社会貢献しつつ自分の生活を見つめ直すきっかけになる

ゴミ拾いボランティアに参加すると、社会貢献をしながら、自分の生活を見つめ直すきっかけになります。

ゴミ拾いできる場所は、町や公園など身近な場所をはじめ、川や海など多岐に渡ります。

さらに、ゴミ拾いボランティアは個人でも団体への参加を通してでも可能です。

まずはどこでゴミ拾いボランティアができるか確認し、参加を検討してみるとよいでしょう。