スポーツボランティアに興味を持っているけれど、どのようなことをやるのか疑問に思っていないでしょうか。
スポーツボランティアの活動内容は、スポーツ関連の大会やイベントを支える活動とスポーツ団体を支える活動に大別されます。
本記事では、スポーツボランティアの種類やメリット・デメリット、参加方法などを詳しく解説します。
スポーツボランティアは決してスポーツができなくても参加できるボランティアですので、ぜひ参考にしてください。
スポーツボランティアとは
スポーツボランティアとは、スポーツに関するボランティア活動全般のことを指します。
オリンピックに代表される大会や団体の活動の運営には多くの人手が必要ですが、予算が限られているため、ボランティアが重宝されているのです。
スポーツボランティアには、大会や団体の活動を競技者や参加者と一緒に作り上げられるという貴重な体験ができるでしょう。
しかし、未だスポーツボランティアに参加経験がある方はあまり多くいないのが現状です。
調査結果によると、スポーツボランティア経験者(行った・以前に行ったことがある)の割合は15.3%であり、未経験者が多数を占めています。
そのため積極的なスポーツボランティア参加は非常に歓迎されるでしょう。
スポーツボランティアの種類
スポーツボランティアの種類には、代表的なものとして以下があります。
- 大会やスポーツイベントの運営に関わるもの
- 自分の経験を活かせるもの
未経験でもできるものから、ある程度経験が必要なものまであるので、それぞれ解説します。
大会やスポーツイベントの運営に関わるもの
スポーツボランティアの代表例として、大会やスポーツイベント運営に関わる活動があります。
マラソン大会やサッカーの試合などで、ボランティア用のユニフォームを身につけた受付係や給水係を目にする機会があるかもしれません。
実際にボランティア活動に参加すると、大会や試合は大勢のボランティアに支えられていることを実感できるでしょう。
ボランティアの日程は、開催当日など限られた日時であることが多く、休みや都合が合えば参加しやすいのが特徴です。
自分の経験を活かせるもの
自身のスポーツ経験を活かして、スポーツボランティアに参加する方法があります。
例えば、地元のスポーツ団体などのコーチや指導員などをボランティアがやることがあります。
チーム活動は定期的に行われていることが多く、継続的に関わりを持ち続けられるボランティアです。
スポーツに関わる人々の成長を間近でみられ、やりがいを感じやすいボランティアといえるでしょう。
また、福祉施設に出向いて、スポーツを教えながら一緒に楽しむというものもあります。
海外でのスポーツボランティア
スポーツボランティアは、日本国内に限らず海外で活動するものもあります。
例えば、発展途上国の現地の子ども達にスポーツを教えて一緒に楽しむなどです。
地域の発展・交流に貢献できたり、他の国の参加者との交流も期待できたりする点が魅力です。
一方、現地に直接行かなければならないため、まとまった時間に加えて、参加者や現地の方々とコミュニケーションを取るために一定の語学力が求められます。
なお、語学力の向上を目的として海外でのスポーツボランティアに参加するのもよいでしょう。
スポーツボランティアに参加するメリット
スポーツボランティアに参加するメリットは主に以下のとおりです。
- 大会やイベントを一緒に盛り上げられる
- スポーツの裏側を知れる
- 継続的に活動に関われる場合がある
テレビやインターネットでの観戦では感じられない、会場に直接参加することによる体験が得られます。
大会やイベントを一緒に盛り上げて感動を共有できる
スポーツボランティアに参加すると、スタッフとして大会やイベントを一緒に盛り上げられるのがメリットです。
また、一緒に参加しているボランティアメンバーは同じスポーツに興味がある方や好きな方が集まっている傾向にあるため、スポーツイベントの感動をより強く共有できるでしょう。
その結果、新たな人とのつながりが生まれるかもしれません。
大会やイベントの運営を手伝いつつ、ボランティア同士で感動を共有できることは、スポーツボランティアの大きな醍醐味でしょう。
スポーツの裏側を知れる
スポーツの裏側を知れるのは、ボランティア参加ならではといえるでしょう。
例えば、選手が実際にプレーするフィールドを間近でみたり、選手を間近で見る機会があったりすると、一般の観客では味わえない経験や気付きが生まれます。
他にも、観客がまだいない試合の前後に立ち会うことで、どうやってイベントが運営されているのかを垣間見ることが可能です。
結果、より一層そのスポーツや選手を好きになるかもしれません。
そのような裏側を少し知れるのも、スポーツボランティアならではのメリットといえるでしょう。
継続的に活動に関われる場合がある
スポーツボランティアは継続的に活動に関われる場合があり、スポーツや参加者とのつながりを長く持てる可能性があります。
例えば、スポーツ団体のボランティアスタッフ・コーチとして関わると、活動が続く限り継続的にスタッフやコーチをお願いされるでしょう。
長くボランティア活動に参加したい人にとっても、スポーツボランティアは適している可能性があります。
スポーツボランティアに参加するデメリットは時間の拘束が長めな可能性が高いこと
スポーツボランティアは時間の拘束が長い可能性がある点がデメリットといえます。
スポーツを行うには1日の中でもまとまった時間が必要で、半日から1日がかりで行われることが多いからです。
また、開催地までの移動時間もあり、それも合わせて時間の拘束が多くなりがちといえるでしょう。
そのため自分にとって無理のない範囲で参加することが大切です。
スポーツボランティアの参加方法
スポーツボランティアに参加するには、以下のような方法があります。
- ポータルサイトで情報を集める
- 公式サイトをチェックする
- ボランティア活動経験者に紹介してもらう
どのようなスポーツボランティアに参加したいかで参加方法が異なるため、目的別に解説します。
ポータルサイトで情報を集める
スポーツボランティアに参加するには、ポータルサイトで情報を集める方法があります。
ポータルサイトとは、ボランティア募集を一覧にしたサイトであり、日時や内容で検索することが可能です。
例えば、「〇〇(大会名やスポーツの種類など) ボランティア」で検索すると探しやすいでしょう。
このようなサイトを使うと自分の興味関心や日程の都合から検索できるため、適したボランティアを探しやすくなります。
公式サイトをチェックする
スポーツボランティアの募集情報は、団体の公式サイトに掲載されていることがあります。
公式サイトにはボランティア内容だけでなく、活動実績など色々な情報が載っているので、事前に団体やイベントのことなどを詳しく知ったうえで参加可能です。
ポータルサイトで探してから、公式サイトでより詳細な内容を調べるのもよいでしょう。
すでに活動している人に紹介してもらう
すでに活動している人にスポーツボランティアを紹介してもらう方法もあります。
例えば、スポーツを教える指導者のボランティアは、団体に関わっている方から人づてに声がかかることが多いからです。
指導者やコーチは人柄が重視されるため、インターネット上で募集をかけるよりも、人柄が知れた方にお願いしたほうが安心して任せられると考えられます。
クラブ団体の指導者などのボランティア活動をやってみたい場合は、すでに活動している人から紹介してもらえると良いでしょう。
スポーツボランティアは感動を分かちあえる素晴らしい活動
スポーツボランティアは、スポーツに関連する活動を通じて感動を分かち合える素晴らしいものです。
大会やイベント・スポーツ団体の活動を裏側から支えている実感を得られたり、選手を間近で見られたりして、臨場感や感動体験を味わえるためです。
ただ観戦するだけとは一味違うスポーツの関わり方として、貴重な経験となるボランティアといえます。